COCOROOM 特定非営利活動法人 こえとことばとこころの部屋
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P.P.P.P.C.B.N.経過報告書 2004/5〜6

どうだろう御殿

  • P.P.P.P.C.B.N.ディレクター坂本ぷでぃんぐ斎は、いつも問う男だ。
    「いいじま君!P.P.P.P.の全ステージをレコーディングするというのはどうだろう!?」「めんどくさいから、イヤ!」わたしはにべもない。
    ぷでぃんぐ斎の勢いはとまらない。「本当にすごいことが起こってるんや!これを記録しないというのはどうだろう?」また出た。
    ぷでぃんぐ斎の「どうだろう?」
    cocoroomの奥の事務所は『どうだろう御殿』である。
    前回のぽえ犬通信掲載のP.P.P.P.C.B.N.経過報告書から、約2ヶ月。
    その間の出演者は延べ83組にのぼり、今回の経過報告ではスペースの都合上、出演者レビューはサイトにて公開、紙ではお届けできなくなった。にもかかわらず、出演83組のほとんどのレビューを4日徹夜して描きあげた男がいた。cocoroomのプリン名人・坂本ぷでぃんぐ斎である。彼はP.P.P.P.C.B.N.に対し、真の愛情をもって取り組んでいる。わたしが「詠唱・日本国憲法」の仕上げにかかりきりになっていたので、彼はプリンそっちのけで「にっぽんマイノリティまつり」の準備をやりとげた。出演者の演出希望により天井を抜いただけのことはある。彼の机の上は混乱状態なのだが、上方にはクリップが整然と壁に打ちつけられ、日別、出演者別に作成したチケットやタイムスケジュールが吊られ、段ボールで作った棚にアーティストファイルがきちんと収まっている。
    「いいじま君!P.P.P.P.はホンマすごいんや!すっぱだかでヘイジュードを絶唱するヤツとか、世界と隔絶してるぶーちゃんが人生という舞台に立った瞬間とか!ステージでラーメンを食べようとして食べられへんかったやつとか!あんなん全部録音しとったらなぁ!」うーむ。彼の嗜好は少々偏りぎみである。最近、ぷでぃんぐ斎は出演者の記念撮影まではじめた。巨体に白衣と白帽子を着て、出演者に「はいチーズ」などと言っている。
    手前味噌になるが、P.P.P.P.C.B.N.は今、関西でも屈指のおもろい内容を誇りはじめているのではないか。毎夜ドラマがある。様々なジャンルが交錯する厳しい場でもある。この場を陰ながら引き受けているのは、あくまでも表現者サイドに立つ白衣の男。大工の腕をふるい、シェフとしてもてなし、受付をしながら、時計をみながら、セッティングを手伝い、汗をぬぐっている。おそらく、人間の真の極みを見たいんだろう。


「総合的」であることが目的ではない。その先にあるものへ 1

  • 僕が『P.P.P.P.C.B.N』の担当を受け持ち、はや三回。イベントを進めるにあたって、色々考えさせられることがある。そのうちの一つをこの場を借りて記したい。まず、何故「総合的、ジャンル交錯型」でなければならないのか?こんな根本的なことをイベント担当である者自らが、発言してはいけないような問いかもしれない。しかし「総合的、ジャンル交錯型」であることは、イベントにとってはひとつの形式、手段であって、その先に(もしくはそれ以前に)、「ではなぜそのようなイベントにしたいか」という、目的や理由がなければならない。その理由、目的如何では、ジャンルや出演者の選出にも、おのずと必然性が発生するのではないか。自分を戒める意味も込めて正直に言うと、『P.P.P.P.C.B.N』は、現段階では、理念よりも「総合的」であること自体に重きが置かれていると思われる。もちろんキュレーター自身が、その現状に満足しているわけではないのもよくわかっている。ブッキング制度という方式にも対応しなければならない現状はなかなか理想を許さないものだ。こうなったら理想を語りたい。理想というよりは、先程から述べている「総合的」であることの先にある目的についてだ。この目的というのは飽くまで僕個人が思う処だ。念のため。その目的は「出演者の芸」という対象の「提示の仕方、置き方」。これを実験できる処にある。つまり,,,,,,で、今からこのコラムは物凄い勢いで盛り上がりを見せようかと思われるところ、字数の関係上、続き、具体論は次回に回すとします。まぁ、なんとも究極の尻切れトンボ!「蜜柑の皮を剥いているけど、話はいつも尻切れトンボ※」の、蜜柑の汁が目に飛び込んだみたいに。

    ※大滝詠一『指きり』より。歌詞は松本隆氏によるもの。


■……プディング斎(P.P.P.P.C.B.N.ディレクター)

2004/ 5/ 5

あぶらなぶり(フリージャズ)

  • 「ギャラはいりません」と、カフェスタッフをお持ち帰りし、そのまま入籍してしまうという、人生を賭けたパフォーマンスを見せてくれた「あぶらなぶり」。芸の為なら女房もめとる。人をめとらば穴二つ。この日も誰が連れ去られるかと心配したが、共演のチューバ女と帰っていった。めでたしめでたし。

LOVED LOVED(ロックンロール)
  • 「時間がないんだ!」と、何かに追い詰められるかのようなパフォーマンス。やりたい事はみんなやる。俺の歌を聞いてくれ! 聞こえてんのか!聞こえるんだったら返事しろ!と、正統派ロケンロー!転がる石は苔だらけ。誰にも俺らを止められないぜ!と、全速力でぶっ飛ばすが「時間ですから終わります」と余りにもあっけない幕切れ。いつまでも子供のままじゃいられない。大人だねぇ。

    桑原滝弥(ポエトリーアイドル)
    • 尾張名古屋 最強のコトノハ遣いとして、招聘するが、すでに東京に引っ越しており、ニセ名古屋人として登場。本人の知らないところで勝手に弟子の仇討ちになっているも、全く気にせず全力で闘う。闘将「桑原滝弥」ここにあり。P.P.P.P.において問題になっているカフェにいて、舞台を見ない客にも、カフェに乗り込んでいってパフォーマンス!!!まいりました。あんたはえらい。

    紫放送(ポエトリーヒップホップ)
    • ラップでもない、リーディングでもない、ポエトリーヒップホップ、再登場。たくさんの言葉を羅列するあまり、途中で、早口言葉のようになってしまう。マイクを口にピッタリと付けて謡い喋るため、カツゼツがはっきりせず、くぐもって聞こえる。やろうとしている事は面白いので、その点が残念。

    冨岡三智(ジャワ舞踊)
    • ジャワ舞踊の理解と普及に奔走する舞踊家登場。正式な席から招聘されれば、大臣や、大使の前で、その舞を披露する人物の登場に、会場は一瞬、静まりかえった。P.P.P.P.という枠組みの中で「見せ物」として、その宮廷古典舞踊を披露する。という意味については、考えさせられる事大。襟をただすというか何というか。うーん、ジャワ舞踊。

    あわ屋(ジャパトロニクス)
    • なぞの東洋人「あわ屋」再登場。なんとも表現しがたい東洋の神秘。インチキな秘宝館のエセ日本書紀にみがきが掛かった演奏。今回は映像付き。このレビューを悪口と、とらえないで欲しい「みんな知っているけれど、何にも似ていない」というのは、これはものすごい事ですよ。ほんと。


    石川正恵(スピリチュアルオペラ)
    • バーやクラブで活躍する新進気鋭の声楽家登場。「マイクはいりません、生声で勝負します」と、ステージ中央に立つ。その貫禄たるや、さすが。しかし、この時は調子が悪かったのか、今一つ、声に冴えがない。声で勝負する人間特有の、一声出した瞬間にすべてをもっていく、魂をわしづかみにする力に欠けた。おしい。

    加久裕子(ポエトリーアイドル from 名古屋)
    • 名古屋からの刺客、「龍の竪琴」加久裕子登場。P.P.P.P.の客は必ずしも詩に対して造詣が深く、リーデイングを楽しみに来ている人たちばかりではない。かなりな逆境の中、懸命に、力強く、そして辛抱の子。努力や頑張りに見合った結果が必ずあるわけではない。それでも頑張り続けなければ結果を残せない。うーん、ポエトリー。




    2004/ 5/11

    井上義詔(音響系ギターパフォーマンス)

    • たくさんのエフェクターと、1本のギターだけを持って、P.P.P.P.に乗り込んでくる表現者は多い。しかし、その全てが、誰にも似ていないというのは表現の奥深さを感 じる。パソコンを使った、ラップトップミュージックも そうだが、見た目にはさほど違いは感じられないのに、でてくる表現がみんな違うのは凄い。何々風〜と片付けられてたまるかという気概を感じる。そうでなくちゃね。

    花野生涯(ピアノ浪漫)

    • 最初はNPO法人会計、劇団代表、詩人のトリオとして発 足したが、劇団「ロヲ=タァル=ヴォガ」と詩人のコラ ボユニットに進化。それぞれが、舞台上に空間をあけて置かれた椅子に座り、断片的に、違う作者の詩を朗読し、繋げる。まだまだ、こなれていない感と、息と間の噛み合わなさ加減が気になるが、ひょっとすると化けるかも 感もあり、今後に期待。たのむからひょっとしてくれ。追伸:笑顔が、顔に貼り付いていて怖いぞ。星。

    西川文章(ターンテーブル) 

    • BRIDGEギター四天王、[弾かないギター]、「西川文章」 登場。現代音楽家、新進音響作家の血がそうさせるのか、 BRIDGEのスタッフ達は、絶対普通の事をしない。今回もターンテーブルを持ち込み、リハの段階で完全に分解する。内部のモーターや、電極がむき出しになった状態で、楽器というよりは、音具、ノイズ発生器とでもいうのだろうか不思議なノイズを奏でる。ギター上手なのに。

    SUMIDA(坊主二人組)

    • 回出演時に、「仮病の奇蹟」と題して、三文オペラを 魅せてくれた俺達の兄貴SUMIDA」再登場。前回は、その気合いと真摯さで、泣きそうになったが、今回は笑 い過ぎてなみだがでた。新境地「ニセ文楽」お披露目。楽器を演奏せずに、二人して意味不明のことばを節を付 けて謡う。「能」とか「歌舞伎」でも、よさそうだが、二人とも動きが変な人形ぽいので文楽。いよっ、大統領。






    2004/ 5/25

    丘田イージマン(情感過剰)

    • COCOROOMが誇る、情感過剰男。丘田イージマン登場。ソロ、デュオ、トリオ、ユニットと、手を変え、品を変え、P.P.P.P.C.B.N.最多出場の彼は、COCOROOMに人生を捧げていると表現しても過言ではない。「出演者が集まらないんだろう。」とか、「他にすることないのか。」と言わないで欲しい。彼の人生を賭けた表現はまだ途中なのだから。

    吉田大吉×井澤八段(シタール vs 陶芸)

    • 陶芸スピーカーと、シタールのコラボレーションという形での挑戦。コーン紙の周りに大きなくぼみを作り、そこに水を張って音が鳴ると波紋が広がったり、小さな土鈴を、大きな壷状のスピーカーの中にたくさん入れ、それぞれが微妙に共鳴するなど、聞いて面白い、見て楽しい、触ってムフフ。な構成。観客をステージ上にあげ、スピーカーに触らせ、耳を近付けさせる様は童心に還る素晴らしい体験。

    狐天狗(わいわいサックスとスタスタ太鼓)

    • 「狐天狗」と書いて「コテング」と読む。神戸で活躍する実力派ジャズコンビ登場。ドラムスはSUMIDAでおなじみ井崎大先生。いつもと同じように叩いているのに、お客はクスリとも笑わない。いつも感心するが、バンドの色みたいなものは確かにある。一方迎え撃つテナーサックス大王登敬三。一呼吸も休まず吹きまくる。一体どんな肺活量してんだ?プロの確固たる演奏は、予定調和には収まらない。

    サンザール(見猿・言わ猿・聞か猿)

    • アラブ語で『三つの病』、「サンザール」登場。本来はギター、トランペット、ヴォイスパフォーマーのトリオだが、今回は見猿と聞か猿のデュオでの挑戦。『太陽による癒し』のダブルミーニングのバンド名にあやかり、癒し系をめざすが、うつむいたまま、ものすごい勢いでかき鳴らすギターとうすら笑いを浮かべたダミ声の親父に癒されてもなぁ。





    2004/ 6/ 6

    井之上貴一(フォークソング)

    • 白血病で他界した長男の夢『病気が治ったら、お父さんと一緒にストリートで歌いたい』を、叶える為に、再びギターを手にした父の歌声は、正真正銘、いのちの叫び、魂の慟哭。小さな遺影をその傍らに、息子の同級生達に囲まれ「息子を還してくれェ〜」と熱唱。一種独特、異様な雰囲気。パーソナルな、家族の事情がどこまでパフォーマンス足り得るか?はイベントが背負う十字架か。これぞP.P.P.P.の醍醐味。見て損はなし。合掌。

    芝居紳士(路上芝居)

    • 路上で生まれ、路上で育ち、警備員に「またお前らか、あっち行け!」と、追い払われながら積み重ねて来た芸は、確実に自分達の血となり、肉を成す。彼等の息使いに耳を澄まし、雨の日も風の日もその芸を楽しみに、路上で待ち続けた観客達の思いはもはや、駅前の片隅では収まりきらないほどに大きくなってしまった。大きなお世話だがこれからが、正念場だと思う。無知で、無力な時に自分で自分に科した掟が、重く、大きな足枷になる事もあるだろう。まずは力を抜いて適当に。本当だよ。

    ぴぴんげ(変態三人組)

    • [踊る家族計画] [謡うしかばねちゃん]「ピピンゲ」登場。超絶夫婦の愛の営みそのもののステージ。はげドラムをメンバーに加え、より、一層のパワーアップ。薄気味悪いもの大好き!と、はしゃぎまくる妻を、「う〜ん、マイハニー、愛してるよ。」と暖かく見守る夫ベース。それを尻目にドラムが「オリャ〜」と、頭を光らせる。「誰も止める人がいなかったらこうなる」という見本のようなステージ。でも演奏テクニックはすばらしく、ショーとしても成立している。すごい。

    Polyrhythm(藤澤はづき×若旦那家康)

    • 二人芝居ユニット「polyrhythm」登場。タクシー運転手と、乗客の、奇妙なやり取りを小品という形で見せる。セリフのやり取りと、クルクルと舞台上を動き、お互いの立ち位置を変える事で、時間軸のズレや、出演者の心象風景を演出。タクシー運転手を騙った、サギ師なのか、元サギ師の運転手なのか?乗客も実はサギ師?それともサギ師のフリをしているだけ?これらのやりとりはどちらかの妄想?というようにかなり入り組んだ、複雑な構成。個人的には、もっとすっきりと見せる工夫が欲しかった。落ちがおもしろいだけに残念。

    鉄割アルバトロスケット(オフビートパフォーマンス)

    • 東京からの刺客、「鉄割アルバトロスケット」登場。関西での馴染みの薄さをものともせず、普段通りの(って、普段知らないけど)お約束の連続ボケの嵐。出演者全員がボケ倒し、何が何だかよくわからないまま、めまぐるしく無節操、信号無視でぶっとばす。ショートコント、スラップスティックとか、言葉では言い表せない、説明無用の怒濤のギャグ?の垂れ流しには、関東で生き延びて来た圧倒的な底力を確かに感じた。現状に甘んじていてはダメだ!と、痛烈に感じる。壮絶。




    2004/ 6/ 8

    荒川×飯島(元近大コンビ)

    • ダンサー荒川とココルーム飯島インチキデュオで登場。ピロピロピアノと、コンテンポラリーダンスの融合を適当に試みる。客席には孫の勇姿を楽しみに、おじいちゃん登場。「これから踊るの私の孫なんです。」と、お菓子を配り歩く。本番中はカメラを片手に愛孫を激写。家族の愛に包まれてすくすく育った愛孫の、すくすくダンスに人生の機微を見る。幸せとはその両掌に。

    空間悠々劇的(反応反射速攻即興)

    • 関西では芝居、コント等の小屋文化が育たないと言われて久しい。多くの劇場が縮小、閉鎖する中、生き残りをかけて、空間創造集団は、自分達の居場所を探す必要がある。観客が出したお題にあわせて「即興芝居、コント?」を実験として試みる彼等の表現は、あまりにも誠実で、真面目だ。適当に提示されたお題に「う、えーと」とあわてふためく。計算無しのおもしろさ。

    谷川修一(何が出るかはお楽しみ)

    • 目的の為には手段を選ばない男、谷川修一登場。さまざまな芸を一度に見せようとするあまり、何をしたいのか、わからなくなる「ダンスのワークショップに1年間通いました」と、ダンス?を披露するが、プロを目指す、愛孫ダンス荒川を観た後では、インパクト、説得力に欠ける。金を取って客に観せるという事を、考えさせられる事が多いP.P.P.だが、舞台上はすべての表現者にとって平等である。がんばれ素人芸。

    RYOTARO × 上田(アコーディオン × 朗読) 

    • ココルーム代表、上田假奈代と、京都で活躍するプロミュージシャン、RYOTAROとの即席ユニット登場。アコーディオンを様々な電子機器につなぎ、まるで、電子楽器のようにあやつるRYOTARO。ちょっとしたマジックを観ているよう。エフェクターを使って音を重ねる、ひとりギターオーケストラとは、また違った不思議な音場空間の構築は「さすがプロ」の一言。




    2004/ 6/22

    良元優作(パンツくん)

    • 「マイノリティまつり」で絶賛を博した「パンツ、パンツ、パンツ」からの刺客、良元優作ソロでの登場。バンドではなくギター弾き語りでも、そのパワーは色褪せず。腹の底から絞り出すようなヴォーカルは、一旦不停止、一方通行逆行のブッチ切りパワー。ギターの弦も、ブッチブッチにブッチ切る。演奏中断、弦を張りなおす間も「好きなタオルはバスタオルです」とボケるのを忘れない。客席爆笑、見事。

    梶谷友美(小説)

    • P.P.P.P.初、文芸界ブックスアーカイブスからの刺客、小説家「梶谷友美」登場。「自分で書いた小説を朗読します」ということだったが、脚本も書く彼女は、役者を引き連れ、書き下ろしの戯曲の形での挑戦。客席を三人で取り囲むように陣取り、一本の桜の樹と、その根元に埋められたタクシー運転手の一夜の怨恋の物語りを熱演。P.P.P.P.に限らず、多くの劇団、役者達が出演したが、舞台正面のくだらない書き割り、舞台上の楽器に文句をつけなかったのは彼女がはじめて。どんな現場でも、作品が良ければお客を納得させられる事を証明。すごい。

    Echo light(音響系ギターパフォーマンス)

    • 月に1度、自分の今、現在の表現を、お客さんに見て欲しいと、挑戦してきた男、「Echo light」2度目の出演。彼は全部で4度、挑戦するらしい。前回の失敗?からか、今回はMCから入り、自分のパフォーマンスを逐一説明。野暮ったさに磨きが掛かるほほえましい演奏。「えーっ、これは別に変な事してるわけじゃありません」という説明をしている事自体が変。今より変に磨きをかけて。磨きに磨け!男の子。頑張れ!変。そのうち何かが、生まれるかもしれない。知らないけど。

    三田村管打団!(ギャルブラス?)

    • 歌って踊れる大所帯ブラスバンド「三田村管打団!」登場。これだけの人数のスケジュールと練習、事情を調整し、パフォーマンスとして客前に出せるレベル、クオリティを維持する力には脱帽。意地悪や、イヤ事でなく、続けていけるのか?と、いらぬ心配を誘うほど、メンバーそれぞれが、お互いを思いやるやさしい演奏。メンバーの御両親だと思うのだが、後ろの席で肩を寄せ合い、演奏中ずっと手をつないでいたのが、とても印象的だった。やさしくて悪いか。いえいえ、とんでもございません。





    2004/ 6/23

    砂十島NANI×雀吉(あほドラム)

    • 一つのバスドラに、表裏両面からセットを組み、お互いのスティックをよけながら演奏する格闘技ドラムデュオ登場。[BRIDGE]の2階から飛び降り!!?そのままの勢いで演奏になだれ込むという、捨て身のパフォーマンスに圧倒され、出演を依頼した逸材。COCOROOMには、2階がないので、ドラムセットをブチ壊し、ドラムロボットのかぶりものを用意して客席に乱入。プロレスの悪役ばりの登場に、逃げまどう観客大喜び。魅せる演奏!圧倒的なパフォーマンス!!うひょー!。

    もぐらが一周するまで(あこがれ音楽)

    • ひとりギターオーケストラ「もぐらが一周するまで」再登場。たくさんのエフェクターを持ち込み、自分の演奏をバックに自分で演奏する。この日は仕事の為、リハなしで本番に臨んだが、機材とアンプの微妙なバランスが悪く、自分にとってのパーフェクトな演奏ではない、と持ち時間の半分で舞台を降りる。たとえ、お客さんには解らなくとも、常に、最善、最良のパフォーマンスをめざす、表現者の心意気を見た。

    SUMIDA(ぼうず二人組)

    • COCOROOMを、演奏する場所=ハコとして、非常に気に入ってくれている超絶デュオ「SUMIDA」再々登場。この日は、ドラムを使ったパフォーマンスが3組、それも若手のバリバリと、「SUMIDA」、今や世界中からお呼びが掛かる鉄人「一楽儀光」という事で、緊張したのか、本気を出したのか、今回はお笑い要素はなし。とても丁寧に、(普段が丁寧ではないという意味じゃない)演奏。自分達が今まで何をして来て、今何がしたいのかを技術として魅せる。はげに歴史あり。

    一楽儀光(ドラビデオ)

    • 山口のひげ、海賊の末裔、鉄人「一楽儀光」登場。ドラムにシンクロして動く映像表現=「ドラビデオ」を引っさげ、P.P.P.P.に乱入。今や、世界中の音楽祭からの出演要請が絶えない彼のパフォーマンスは、意見や感想、分析をことごとく拒むバカバカしさ。「説明なんか出来ないよ。その目でみなきゃ。」誰かに、そこで起った事を伝えようと、思わせるのではなく、今度あいつを連れてこよう。きっと喜ぶぞ。と行動に移させるのはさすが。もう見たまんま。禁じ手「楽屋オチ」も披露。ココルームのスタッフが、ドラビデオで舞い踊る。参りました。

    上田ヒゲ代(ひげ詩人)

    • COCOROOM代表「上田假奈代」変装して登場。「今度のひげライブ、私でるから」「えっ、ひげ親父のイベントですよ?」「わたしはボウボウよ」と、出演を強行。最高責任者に、「えっ、ぼうぼう?!なら、おじさんに見せてごらん」とセクハラするわけにも行かず、出演決定。つけヒゲを着け自身の詩「わたしはヒゲコ」を嬉々として朗読。涙なしでは見られない。詩人としての自分よりも、代表者としての雑務、責任に忙殺され、人に言えない悩みや、聞いて欲しい辛い事もあるに違いない。いや、あるはずだ。でも、忙しいから聞いてあげない。
       

    長野宏子(パン屋からの刺客)

    • P.P.P.P.史上初、パン屋からの刺客「長野宏子」登場。たった一人で、仕入れ、仕込み、製パン、販売、営業、経営の一人6役をこなす彼女は、朝の4時から夜の9時まで、毎日のように、小麦粉にいのちを吹き込む。ライブ会場で、出し物、表現として「街のパン屋」の仕事をお客さんに提供できたのは、うぬぼれではなくP.P.P.P.の真骨頂。「わたし、おねむ。もうかえる」と、生まれたての赤ちゃんみたいな顔でイベント終了前に帰っていったのには笑えた。本当にありがとう。

    坂本ぷでぃんぐ斎(COCOROOMのひげ)

    • P.P.P.P.ブッキングディレクター、「坂本ぷでぃんぐ斎」遂に登場!。『パフォーマンスした事もないのに、とやかく言うな』とか、『素人のくせにプロの表現にケチをつけるな』という声はまだ届いていないが、誰も問いかけていない事に、得意満面で答えるのはCOCOROOMの身上。まずは、得意のプリンと料理で観客の御機嫌を伺う。関西プディングアカデミー公認プリン士の本領発揮。「今後、ひとりの表現者として何らかの形でパフォーマンスします」という決意は本物か?本気か?